プラザ合意【Plaza Accord】
1985年9月22日、過度なドル高の対策のために米国の呼びかけで、米国ニューヨークのプラザホテルに先進国5カ国の大蔵大臣(米国は財務長官)と中央銀行総裁が集まって、会議が開催されました。 この会議でドル安に向けたG5各国の強調行動への合意、いわゆる「プラザ合意」が発表されます。具体的な内容として「基軸通貨であるドルに対して、参加各国の通貨を一律10〜12%幅で切り上げて、そのための方法として参加各国は外国為替市場で協調介入を行う」というものでした。 この最大の狙いは、ドル安によって米国の輸出競争力を高めることによって、貿易赤字を減らすことにあった。そしてこの合意を受け、日本では急速な円高が進行し、バブル景気が起こりました。