ローリング決済【Rolling settlement】
債券の受渡し決済の一方式で、約定日から所定の日数を経過したものから逐次決済する方式の事をいいます。債券の取引は店頭における相対売買になるので、受渡し決済の場合は本来、当事者同士の合意で決めらます。以前は毎月の10日、20日、月末などにその間の約定をとりまとめて受渡し決済する慣行になっていました。しかし、まとめて決済するというやり方ですと簡便である反面、未決済残高の積上がりにより、決済不能が生じたときのダメージが大きいというリスクがあがります。